収益と利益の最大化を支援する
プロフィット・コーチの小林 剛です!
『結果』を出すなら、『(財務)知識』と『意識』で、PDCA
「毎日忙しい。」
多くの社長がそう言います。
朝から晩まで仕事をしている。
休みもない。
誰よりも働いている。
しかし、私は時々こうお聞きします。
「社長、その忙しさは会社の未来を作っていますか?」
すると、多くの社長が言葉に詰まります。
実は、会社が成長しなくなる最大の原因は、社長が忙し過ぎることなのです。
今日は、社長の本当の仕事について考えてみたいと思います。
社長が一番働く会社は、危険である

創業当初は仕方ありません。
営業もする。
現場もやる。
経理もやる。
集金もする。
何でも社長がやるしかありません。
しかし、会社が成長しても同じ状態が続いているとしたら、それは危険信号です。
なぜなら、社長しかできない仕事が後回しになっているからです。
社長が現場で忙しくしている間にも、未来は近づいています。
✔採用はどうするのか。
✔人材育成はどうするのか。
✔設備投資はどうするのか。
✔銀行との関係はどうするのか。
✔事業承継はどうするのか。
こうした未来の課題は、社長にしか解決できません。
■現場の仕事と経営の仕事は違う
優秀な社長ほど、この違いを理解しています。
現場の仕事は、今日を作る仕事です。
経営の仕事は、未来を作る仕事です。
「今日の売上を作るのは、現場です。」
「3年後の売上を作るのは、経営です。」
「今日の利益を作るのは現場です。」
「5年後の利益を作るのは経営です。」
今日を回すことも大切です。
しかし、社長が今日だけを見ていたら、会社に未来はありません。
■社長の仕事は、決断すること
「社員は実行します。」
「社長は決断します。」
この違いは非常に大きい。
例えば、新しい設備を導入するか。
新規事業に挑戦するか。
借入をするか。
採用をするか。
人事制度を変えるか。
これらは誰かが代わりに決めてくれるものではありません。
社長が決めなければ、会社は前に進みません。
つまり、社長の価値とは、決断の質なのです。
■未来への投資を考える
優秀な企業は、未来への投資を惜しみません。
なぜなら、今日の利益は過去の投資の結果だからです。
例えば、
今いる社員。
今のお客様。
今の利益。
これらはすべて、過去の意思決定の結果です。
同じように、3年後の会社は、今日の意思決定で決まります。
だから優秀な社長は、未来への投資を考えます。
・採用
・教育
・設備
・システム
・ブランド
・銀行との関係
・経営計画
これらはすべて未来への投資です。
人材育成は、最大の経営課題

多くの社長が、「人が育たない」と言います。
しかし、本当にそうでしょうか。
私は、人材育成とは、社員を育てることではなく、
『育つ環境を作ること』だと思っています。
社員は植物に似ています。
引っ張っても成長しません。
しかし、土壌を整えれば育ちます。
理念を伝える。
行動指針を示す。
評価制度を整える。
学ぶ機会を作る。
対話を増やす。
これが社長の仕事です。
優秀な企業は、人材育成を仕組みにしています。
■会社は、社長のコピーになる
会社の雰囲気。
文化。
価値観。
判断基準。
これらは、すべて社長から始まります。
社員は社長の背中を見ています。
社長が学べば社員も学ぶ。
社長が挑戦すれば社員も挑戦する。
社長が感謝すれば社員も感謝する。
反対も同じです。
だから私は、会社は社長のコピーだと思っています。
組織を変えたいなら、まず社長が変わることです。
事業承継は、未来づくりそのもの

多くの社長が、事業承継を後回しにします。
しかし、事業承継ほど未来を作る仕事はありません。
会社は、社長個人のものではありません。
社員の人生があります。
取引先があります。
地域社会があります。
だからこそ、優秀な社長ほど、早くから事業承継を考えています。
後継者育成。
自社株対策。
財務体質の強化。
組織づくり。
これらは一朝一夕ではできません。
事業承継は、引退準備ではありません。
『未来づくり』です。
■社長が現場を離れる勇気
社長が現場から離れると、最初は不安になります。
社員に任せるのが怖い。
失敗されたくない。
自分でやった方が早い。
そう思うかもしれません。
しかし、社長が現場に張り付いている限り、会社は社長以上に成長しません。
社員に任せる。
社員を信じる。
社員を育てる。
これができて初めて、会社は組織になります。
■本当に優秀な社長とは
本当に優秀な社長とは、一番働く人ではありません。一番売る人でもありません。一番詳しい人でもありません。
未来を考える人です。
未来のために決断する人です。
未来のために人を育てる人です。
未来のために仕組みを作る人です。
だから、社長の仕事は今日を回すことではありません。
未来を作ることなのです。
まとめ:優秀な企業は、社長が未来を見ています
優秀な企業は、社長が現場に埋もれていません。
社長が未来を見ています。
採用を考えています。
人材育成を考えています。
事業承継を考えています。
財務を考えています。
経営計画を考えています。
そして、社員が活躍できる環境を作っています。
会社の未来は、社長がどれだけ未来に時間を使ったかで決まります。
今日の仕事は社員でもできます。
しかし、会社の未来を作れるのは社長だけです。
だからこそ、社長は未来に時間を使わなければならないのです。
次回はいよいよ最終回。
「会社は社長の器以上には大きくならない」
というテーマで、優秀な企業を作るために最も重要なことについてお話したいと思います。
