収益と利益の最大化を支援する
プロフィット・コーチの小林 剛です!
「人には、やさしくしなさい。」
私たちは、子どもの頃から何度もそう教えられてきました。
困っている人がいれば助ける。
相手の立場になって考える。
失敗した人を責めすぎない。
相手の気持ちを理解しようとする。
もちろん、とても大切なことです。
でも、ふと思うのです。
私たちは、人にはやさしくできても、自分自身には厳しすぎるのではないでしょうか。
「もっと頑張らなければ。」
「こんなことで疲れていてはいけない。」
「自分なら、もっとできるはずだ。」
「失敗してはいけない。」
「弱音を吐いてはいけない。」
人には決して言わないような厳しい言葉を、自分には平気で投げかけてしまう。
だから私は、こう思います。
「人にやさしく、自分にもっと優しく。」
自分を大切にすることは、決して甘えることではありません。
むしろ、自分自身を大切にできるからこそ、人にも本当の意味でやさしくできるのではないでしょうか。
頑張っている人ほど、自分に厳しい

経営者や責任ある立場にいる人ほど、自分に厳しいものです。
会社を守らなければならない。
社員とその家族の生活を守らなければならない。
売上をつくらなければならない。
利益を出さなければならない。
資金繰りを考えなければならない。
会社の未来も考えなければならない。
誰かに「頑張れ」と言われなくても、十分すぎるほど頑張っています。
それでも、
「まだ足りない。」
「もっとできる。」
「この程度で満足してはいけない。」
と、自分を追い立ててしまいます。
もちろん、向上心は大切です。
もっと成長したい。
もっと良い仕事をしたい。
もっと人の役に立ちたい。
そう思うことは素晴らしいことです。
しかし、
「もっと良くなりたい」と思うことと、
「今の自分ではダメだ」と思うことは、まったく違います。
向上心は自分を前に進ませます。
でも、自己否定は、自分自身を少しずつ苦しめてしまいます。
■反省することと、自分を責めることは違う
仕事でも人生でも、失敗することがあります。
「あの判断は間違っていた。」
「もっと早く氣づけばよかった。」
「どうして、あんなことをしてしまったのだろう。」
私にも、もちろんあります。
反省することは大切です。
しかし、
反省することと、自分を責め続けることは違います。
反省とは、
「今回、何が良くなかったのか。」
「何を学んだのか。」
「では、次はどうするのか。」
と考えることです。
一方、
「自分はダメだ。」
「自分には能力がない。」
「あの時こうしていれば……。」
と、いつまでも自分を責め続けても、過去は変わりません。
変えられるのは、これからだけです。
だったら、
「今回は、うまくいかなかった。」
「でも、ここから学べばいい。」
「次は、もっと良くできる。」
そうやって、自分に言ってあげた方がいい。
失敗した自分を責めるのではなく、失敗した自分から学ぶ。
その方が、ずっと未来につながると思うのです。
大切な人にかける言葉を、自分にもかけてあげる

もし、大切な友人が失敗して落ち込んでいたら、あなたは何と言うでしょうか。
「そんなことで落ち込むな。」
「お前は本当にダメだ。」
「もっと頑張れ。」
そんな言葉は、おそらくかけないと思います。
「大変だったね。」
「よく頑張ったね。」
「失敗することもあるよ。」
「また、やり直せばいいよ。」
きっと、そんな言葉をかけるのではないでしょうか。
だったら、その言葉を、
自分自身にも、かけてあげればいい。
私たちは、一生、自分自身と付き合っていきます。
人生で最も長く一緒にいる相手は、自分です。
その自分に対して、
いつも厳しい上司のように接するのか。
それとも、
いつでも理解してくれる親友のように接するのか。
それだけでも、人生は大きく変わるように思います。
■「休むこと」も、前に進むこと
真面目な人ほど、休むことに罪悪感を持ちます。
「まだ仕事が残っている。」
「休んでいる場合ではない。」
「もっとやらなければ。」
でも、人間は機械ではありません。
疲れれば、判断力も落ちます。
心に余裕がなくなれば、言葉もきつくなります。
普段なら笑って受け流せることに、腹を立ててしまうこともあります。
だから、
休むことは、止まることではありません。
また元氣に前へ進むために、必要な時間です。
経営者に心の余裕があれば、社員の話を聞くことができます。
上司に余裕があれば、部下の失敗を受け止めることができます。
親に余裕があれば、家族にも穏やかに接することができます。
つまり、
自分に優しくすることは、自分だけのためではないのです。
自分を大切にすることは、結果として、周りの人を大切にすることにつながります。
■人は、完璧でなくていい
私たちは、知らず知らずのうちに、自分に完璧を求めています。
良い経営者でなければならない。
良い上司でなければならない。
良い親でなければならない。
良い夫、良い妻でなければならない。
でも、人は完璧ではありません。
感情的になる日もある。
判断を間違える日もある。
何もしたくない日もある。
弱気になる日もある。
私は、それでいいと思っています。
大切なのは、完璧であることではありません。
間違えたら、謝ればいい。
失敗したら、学べばいい。
疲れたら、休めばいい。
苦しいときは、人に頼ればいい。
そして、また前を向けばいい。
人生は、100点を取り続けることではありません。
いろいろなことを経験しながら、少しずつ成長していく。
そのプロセスそのものが、大切なのだと思います。
自分を「赦す・受け入れる・受け流す」

人生には、
「あの時、もっとこうしておけばよかった。」
と思うことが、誰にでもあります。
仕事でも、経営でも、人間関係でも同じです。
でも、その時の自分は、
その時に持っていた知識、経験、情報、そして心の状態の中で、一生懸命判断したはずです。
今の自分だから分かることを使って、過去の自分を責めても仕方ありません。
だから私は、
「あの時の自分には、あれが精一杯だった。」
そう受け入れてもいいと思います。
自分を赦す。今の自分を受け入れる。そして、変えられない過去は受け流す。
そのうえで、
「では、これからどうするか?」を考える。
私は、それでいいと思うのです。
■自分を幸せにできる人が、周りの人も幸せにできる
会社経営でも、人生でも、長く走り続けるためには、自分自身を大切にすることが必要です。
頑張ることは素晴らしい。
挑戦することも素晴らしい。
学び、成長し続けることも素晴らしい。
でも、その土台には、
「自分自身を大切にする」
ということがあっていい。
むしろ、その土台があるからこそ、長く挑戦し続けられるのだと思います。
自分を大切にできる人は、他人の弱さも受け入れられる。
自分を赦せる人は、他人の失敗にも寛容になれる。
自分の幸せを大切にできる人は、周りの人の幸せも大切にできる。
Love & Happiness。
愛と幸せは、まず自分自身の中から始まるのかもしれません。
まとめ:人にやさしく、自分にもっと優しく
「人にやさしく。」
それは、とても大切なことです。
でも、その前に、
自分にも、やさしくしてあげてください。
もっと自分を認めていい。
もっと自分を褒めていい。
疲れたら、休んでいい。
失敗したら、「次がある」と言ってあげていい。
うまくいかない日があってもいい。
そして、一日の終わりには、
「今日も、よく頑張った。」
そう、自分自身に言ってあげてください。
自分を大切にすることは、決して甘えではありません。
自分が幸せであること。
自分の心に余裕があること。
自分自身を愛してあげること。
そこから、その愛と幸せが、家族へ、社員へ、お客様へ、そして周りの人へと広がっていく。
だから私は、
「人にやさしく、自分にもっと優しく。」
そんな生き方でいいと思っています。
