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プロフィット・コーチの小林 剛です!
先日、函館に研修に行ってきました。
地元密着のラッキーピエロの経営に大変感動しましたので、ブログにまとめてみました。
🍔 「ありがとう」が企業文化になっているお店 ― ラッキーピエロのすごさ
函館に行くと、どの通りにも見える黄色と緑の看板。
地元で絶大な人気を誇る「ラッキーピエロ」。
私は経営者として、単なるハンバーガー店ではない“何か”を感じました。
実際に店内を歩くと、そこかしこに「ありがとう」の言葉が掲げられています。
その中で特に心を打たれたのが、この言葉です。
『ありがとう』がログセになったら最高です!
この一言に、ラッキーピエロの経営哲学のすべてが詰まっていると思いました。
ありがとうを言うことが文化になっている会社―
それが、地域に愛され、従業員が誇りを持てる企業をつくるのだと実感しました。
「7つのありがとうエネルギー」から学ぶ感謝経営

ラッキーピエロの店内には、「7つのありがとうエネルギー」が掲げられています。
このメッセージは、創業者・王一郎氏が信じてやまない“感謝の力”を表しています。
①「ありがとう」はみんなを仲良しにします。
②「ありがとう」は幸運を引き寄せます。
③「ありがとう」は健康をつくります。
④「ありがとう」は繁栄の花を咲かせます。
⑤「ありがとう」は幸福を生み出します。
⑥「ありがとう」は明るい楽しい家庭をつくります。
⑦「ありがとう」は人生の万能薬。ありがとうでいっぱいにしましょう。
どれも経営理念というより、生き方そのものです。
この「ありがとうの経営哲学」が、社員教育・商品づくり・接客姿勢のすべてに貫かれている。
これこそが、函館という限られた地域で圧倒的なブランド力を持つ理由だと感じました。
私が経営する「ありがとうの介護株式会社」との共鳴

私たちのミッション(使命)は、
『感動の愛のありがとうをお届けする』
ラッキーピエロの理念と、まるで鏡のように重なります。
彼らは「食」を通じてありがとうを届け、私たちは「介護・福祉」を通じてありがとうを届ける。
分野は違っても、根底にあるのは同じ―
“ありがとうを届ける仕事は、人を幸せにする仕事”です。
ラッキーピエロに学ぶ、地域密着型経営の7つのヒント

1. 地域限定で勝負する ― “勝てる場所”に集中
函館・道南だけに集中出店し、地元に深く根を張る戦略。
介護事業でも、地域限定で信頼を積み重ねることが最大のブランド形成です。
2. 手作りのこだわり ― 非効率の中に価値がある
効率化を追わず、「手間をかける」ことを誇りに。
介護現場でも、人の温もりや丁寧な関わりこそが感動を生みます。
3. “体験”を売る ― 感動の設計
ラッキーピエロは店舗ごとにテーマを変え、「行くたびに楽しい」を演出。
介護も同じく、“今日も行きたい”と思える体験をデザインすることが大切です。
4. ファンづくり ― 顧客を仲間にする
「サーカス団員制度」でリピーターを育てるように、介護も利用者・家族・地域の“ありがとう仲間”を増やす視点を。
5. 地域共生 ― “地産地食”ならぬ“地産地福”
地元農家や学校、商店と連携し、地域で福を循環させる「地産地福」の考え方。
地域に根ざすことで、信頼と応援が集まります。
6. 理念を見える化する ― 「ありがとう」を掲げ続ける
ラッキーピエロの店内のように、理念を“見える形”にすることで文化が定着します。
施設の壁やパンフレット、朝礼で「ありがとう」を可視化していきましょう。
7. 経営者が“ありがとう”の見本になる
王一郎氏がそうであるように、リーダーが誰よりも感謝の言葉を口にする。
トップの「ありがとう」が、職場全体を温かく包みます。
「ありがとう」が“口グセ”の会社は、きっと幸せになる

ラッキーピエロの壁にあった
『ありがとう』がログセになったら最高です!
この言葉は、私たち「ありがとうの介護株式会社」の経営にも通じます。
“ありがとう”は理念でもあり、戦略でもあり、そして生き方。
それを社員全員が日常の中で口にし、感じ、伝える会社。
そんな会社こそ、地域に必要とされ、愛され続ける存在になる。
私は、函館のラッキーピエロでその答えを見た氣がしました。
おわりに
経営の本質は、数字でも戦略でもなく、人の心を動かす言葉にあります。
「ありがとう」が文化になる会社は、必ず強く優しくなる。
これからも「感動の愛のありがとう」を、地域に、職員に、利用者様に届け続けたいと思います。
よろしかったら、覗いてみてください。
◆ありがとうの介護株式会社◆