社長の仕事とは何か?──「やるべき仕事」と「やらなくていい仕事」

小林 剛
小林 剛

収益と利益の最大化を支援する
プロフィット・コーチの小林 剛です!

『結果』を出すなら、『(財務)知識』と『意識』で、PDCA

中小企業の経営者として、日々多忙を極めている社長の皆さん。

「気づけば雑務ばかりで、会社の未来を考える時間がない…」

そんな感覚を持っていませんか?

結論から言えば、社長の仕事は「全部やること」ではありません。

本当にやるべきことに集中し、やらなくていいことは『手放す』こと。

このバランスを見直すだけで、会社の成長スピードは一気に上がります。

社長が「本来やるべき8つの仕事」

中小企業の社長がやるべき仕事は、次の8つに集約されます。

1. 理念・ビジョンの策定と発信

「何のために会社を存在させるのか」、「どこへ向かうのか」――
これを明確にし、社内外に発信するのは社長の最重要任務です。
方向性が定まらなければ、社員も顧客も迷います。

2. 戦略立案と事業の選択・集中

どの市場に参入し、どの事業を育てるか。
そして、やめるべき事業は何か?
経営資源をどこに振り分けるかの決断は、社長にしかできません。

3. トップセールス(営業の顔)【注目!】

「社長が出てきただけで、商談の空気が変わった」
そんな経験、ありませんか?

社長の名刺には、“代表取締役”という信頼と決裁権が詰まっています。
社長が自ら顧客の前に立つ「トップセールス」は、最強の営業戦略です。

  • 大口顧客との初対面
  • 重要な契約のクロージング
  • 講演やセミナーでの発信
  • 戦略的パートナーとの交渉

こうしたシーンで社長が登場することで、営業は一気に進展します。

4. 資金調達と財務の責任

銀行交渉、投資判断、資金繰り…
お金の流れを“止めない”責任は、最終的に社長にあります。

5. 幹部人材の採用・登用・育成

会社は「人」で決まります。
特に幹部クラスの見極めや後継者の育成は、社長しかできません。

6. 社内文化と価値観の体現

理念や行動指針は、紙に書いても浸透しません。
社長のふるまいこそが、会社の文化をつくるのです。

7. 対外的な信用構築と発信

メディア対応、講演活動、SNS発信、地域貢献など、
社長は会社の「顔」として、信頼をつくる存在です。

8. リスクマネジメントと最終判断

不祥事・炎上・重大判断――
最後に“決断する”のは、やはり社長。
逃げずにリスクに向き合う姿勢が、会社の信頼を守ります。

社長が「やらなくていい仕事」

会社の未来を創る時間を奪う“やらなくていい仕事”も、明確に区別しましょう。

やらなくていい仕事理 由
請求書の発行、経費精算などのルーチン業務標準化・委任・外注すべき実務
万円未満の備品購入などの小さな承認判断基準を作って、権限移譲を
SNS投稿、デザイン、経理入力などの専門的だが代替可能な作業専門スタッフや外部の方が高効率
オフィスの掃除・備品整理などの雑務社長がやる必要はまったくなし
社員を「励ますだけ」の抽象的な会話KPIや成果に基づいた評価に切り替える

判断の基準は、「社長にしかできないか?」

仕事を振り返ったとき、こう問いかけてください。

「この仕事は、自分=社長じゃなければできないか?」

  • 社員でもできる
  • 外注できる
  • 標準化できる

そのように判断できる仕事は、思い切って任せることが成長への第一歩です。

まとめ:「手放すこと」は、社長の重要な仕事の一つ

社長は、便利屋ではありません。

社長が手を動かすより、『考える・決める・伝える・売る』に時間を使うことで、会社の未来は加速します。

そして、何よりも忘れてはいけないのが――

「社長営業」は、誰にも代わることのできない“最強の切り札”であるということ。

トップセールスを武器に、戦略に集中し、未来を描いていきましょう。

この記事を書いた人

小林 剛

小林 剛

現役経営者として30人の社員を雇用し、経営者として日々経営し『愛と幸せと感謝と利益を最大化』させるL&H(ラブハピ)経営を推進しています。

会社は関わる人たちの生活を支えるために収益を生み出す必要があります。しかし、それだけでなく幸せになる場所でもあると考えました。

机上の空論・キレイ事の話でなく、私が会社経営を通じてやってきた

◆財務 ◆理念・ビジョン作り ◆組織作り

を使い、もっと多くの企業や人に「愛と幸せと感謝と利益を最大化」させる貢献しようと思い、コンサルティング会社を立ち上げました。会社経営を通じ、関わる全ての人の「愛と幸せの世界をつくる」お手伝いをしております。