
収益と利益の最大化を支援する
プロフィット・コーチの小林 剛です!
『結果』を出すなら、『(財務)知識』と『意識』で、PDCA
「ウチの会社は、社員ががんばってくれてる」
「最近、お客様の反応はいい感じだ」
「まぁまぁ、順調だと思うよ」
もしあなたが経営者で、こんな言葉で現状を語っているとしたら、要注意です。
経営において最も重要なのは、『“感覚”ではなく“数値”で語ること』です。
なぜなら、数字こそが経営の「共通言語」であり、「判断基準」だからです。
数値で語れない経営者は、信用、信頼されない

社員、取引先、金融機関、投資家……
どんな相手にも共通して響くのが「数字」です。
- 「今期の粗利率は25%、前期比+3%です」
- 「現預金残高は12,300万円、月商ベースで3ヶ月分あります」
- 「固定費のうち、人件費比率が62%と高すぎます」
こうした発言ができる経営者は、ブレない・信用できる・判断が早いと評価されます。
逆に、数字を曖昧にしか捉えられない経営者は、経営に“再現性”を持てません。
感覚ではなく、数値が会社を守る

景気が悪くなったときに必要なのは、
「なんとなくヤバい気がする」ではなく、
「キャッシュフローが3ヶ月しか持たない」という「明確な“数字の危機感”」です。
社員に指示を出すときも、「もっと頑張ってくれ」ではなく、
「今月の利益目標は前年比120%、1人当たり月150万円」と定量的に伝えることで、初めて具体的な行動が生まれます。
数字を見て、数字で語り、数字で動かす

✔ 経営戦略を立てるとき
→ 勘や経験に頼らず、「市場規模」「利益率」「LTV(顧客生涯価値)」など数値から逆算する
✔ 社員を評価するとき
→ 感情でなく、「売上」「粗利」「生産性」「改善効果」などの客観的指標を活用する
✔ 金融機関に融資を依頼するとき
→ ビジョンや想いだけでなく、『PL(損益計算書)・BS(貸借対照表)・CF(キャッシュフロー)』で語る
すべての場面で、「数字で語れるか」が経営者の力量になります。
「数字に強くなる」=「経営に強くなる」

「数字は苦手だから…」では済まされません。
数字を読み、活用し、言語化できる経営者は、
- 問題発見が早い
- 正しい手を早く打てる
- 人を動かしやすい
- 外部からの信頼も得やすい
つまり、『数字は経営の“武器”』なのです。
まとめ : 数字で語れ。数字で導け。数字で守れ。
経営者が“数字”から目を背けた瞬間、会社の舵取りは、勘と勢いのギャンブルになります。
数字は冷たいようで、最も確かな「経営の言葉」です。
そこから逃げずに、正面から向き合うこと。
それが、経営者としての信頼と決断力を磨く道です。
あなたは、今の会社の「ROA」「粗利益率」「固定費率」「在庫回転率」等を即答できますか?
もし即答できないなら、今日からでも遅くありません。
「何が何でも、数値で語る経営者」になる一歩を、今すぐ踏み出しましょう。